メスのミナミシロサイ「サイコ」天国へ　泥遊びをする姿が人気　静岡市・日本平動物園

　「サイコ」は1981年生まれの41歳で、和歌山県の「アドベンチャーワールド」から1989年に来園しました。おとなしい性格で、パートナーのオスのサイ「タロウ」とともに泥遊びをする姿がお客さんの人気を集めていました。2年ほど前から陰部から出血したりしたため、治療をしていましたが、20日に体調を崩し、おととい17時45分ごろ死にました。死因は膣がんでした。

　ミナミシロサイは国内に43頭しかいない希少種で、動物園では繁殖にも挑戦しましたがうまくいかなかったということです。動物園によれば、ミナミシロサイの寿命は45歳から50歳くらいで、「サイコ」は国内では4番目の高齢だったということです。

　日本平動物園では「サイコ」をしのんで、サイ舎前に2週間程度献花台を設置するということです。