「ウエルシュ菌」を検出…集団食中毒と断定 小学校で児童ら84人に腹痛などの症状 静岡・沼津市
静岡県の沼津市立沢田小学校の児童ら84人が、下痢や腹痛など症状を訴えた問題で、静岡県は今月17日に給食の代わりに提供された仕出し弁当が原因の集団食中毒と断定し、提供した店に営業禁止命令を出しました。
沢田小学校では今月17日夕方から、児童や教職員ら84人が腹痛や下痢の症状を訴えました。その後、県東部保健所が原因を調査したところ、症状を訴えた一部の患者の便から、腸内で毒素を作る「ウエルシュ菌」が検出されたということです。
また、患者には「今月17日に、給食の代わりに提供された仕出し弁当を食べたこと」や「症状が似ている」などの共通点があることから、県東部保健所は「仕出し弁当」が原因の食中毒と断定しました。県は仕出し弁当を提供した業者を22日から当分の間、営業禁止命令を出しました。
児童らは全員快方にむかっているということです。