盗まれたキャッシュカードで80万円引き出される…70代女性が被害 「不正な出金がある」と金融機関が警察に連絡 静岡・熱海市
静岡県熱海市に住む無職の70代の女性が7日、キャッシュカードを盗まれ、現金80万円を引き出されました。
被害にあったのは熱海市に住む無職の70代の女性です。警察によりますと、10月7日午後、女性宅に市役所職員をかたる男から「あなたには保険料の過払い金がありますので、払戻金があります」「そのお金を口座に振り込みますが、どこの口座をお持ちでしょうか」などと電話がありました。
そこで、女性がキャッシュカードの口座名などを答えたところ「あなたの口座のキャッシュカードはもう古いので、作り直さないといけません」「今からその手続きのために、職員を行かせます」と伝えられました。その後、女性宅を訪れた市役所職員を名乗る男から、キャッシュカードを封筒に入れて封印するため印鑑を持ってくるよう指示され、その隙に、封筒に入っていたカードが別の物とすり替えられて盗まれたということです。
事件は、金融機関が熱海署に「不正な出金がある」と連絡したことで発覚しました。警察によりますと、盗まれたキャッシュカードからは、複数回に分けて80万円が引き出されていました。
警察は「キャッシュカードを確認したり、封印させるのは詐欺」「暗証番号を教えたり、メモしたりしない」と注意を呼びかけています。
