「自衛隊の災害派遣の基準を明確にする必要がある」静岡・牧之原市 杉本基久雄市長

9月竜巻被害があった静岡県牧之原市に自衛隊が派遣されなかった問題で、杉本基久雄市長は「基準を明確にする必要がある」との見解を示しました。
牧之原市の杉本基久雄市長は6日静岡県庁を訪れて、鈴木知事と非公開で面会し、国の支援制度の対象とならない半壊などの認定を受けた人や農業施設への支援、応急住宅の設置などを要望したということです。
牧之原市 杉本基久雄市長
「その時々のいわゆる担当って言うんですかね、が判断するような 形になってますので、3つの基準の明確化、あるいは誰が誰にこう 申請するとかですね、いうのも含めてですね、この制度の見直しを 要望してくださいということでお願いをしました」
自衛隊の災害派遣を巡っては、牧之原市から要請があったものの県と自衛隊の担当者レベルの事前調整で要件を満たさないとの認識で一致。
正式な派遣の要請がされていなかったことが分かっています。
鈴木知事
「私もしっかり確認をしなかったということも含めて、やっぱり反省をしなければいけない点だと思います。しっかり指示系統含めてもう一度見直していかなければいけないという風に思いますし、災害対応の見直し。あるいは自衛隊派遣の条件の見直し等も含めて、国に必要なことは要望していきたいと思います」