被災者の生活支援強化へ住宅103戸を確保 静岡・熱海市の土石流災害…新たな救助者おらず /9日午後6時

 静岡県熱海市伊豆山の土石流は発生から7日目です。きょう9日、新たに救助された人はおらず、安否不明者は21人となっています。

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被災者の生活支援強化へ住宅103戸を確保 静岡・熱海市の土石流災害…新たな救助者おらず /9日午後6時

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斉藤慎一朗記者:「雨が降ってきて水たまりがある場所も。地元の業者は重機を使って作業していたが、2次災害の恐れがあるため、作業が中断されている」

 7日目となった土石流の現場では、きょうも起点付近から小さな崩落があり、一時、中断しながらも捜索が続いています。きょう新たに救助された人はいません。
 一方、熱海市は、きのう死亡が確認された2人のうち、女性1人の身元が判明したと発表しました。熱海市伊豆山の田中路子さん(70)で、現場の倒壊家屋付近で見つかったということです。死者9人のうち3人の身元がまだわかっていません。安否不明者は1人減り21人となっています。

静岡県 川勝平太知事
「いまだ安否が分からない方が21人いる。引き続き、救助活動従事者の安全に配慮しながら全力で救出活動を継続する」

 川勝知事は、先ほど臨時で会見を開き、570人あまりが避難生活を続ける被災者への生活再建に向けた支援を強化すると強調しました。避難者の早期解消に向け、市営住宅と県営住宅、さらに民間の賃貸住宅合わせて103戸を確保したとしています。また、家屋に被害受けた世帯を対象に、被害の状況に応じて今後最大300万円の支援金が給付されるということです。