集団登校の女子児童切られて軽傷 24歳の男を逮捕、責任能力を問えるか調べる方針 静岡・藤枝市
静岡県藤枝市で集団登校をしていた女子児童の足をプラスチック製のかけらで切り付けたとして、24歳の男が傷害の疑いで緊急逮捕されました。
小林歩記者:「男は集団登校の集合場所にいた女子児童に、突然襲い掛かったということです」
藤枝市に住む24歳の無職の男は、午前7時半ごろ、集団登校をしていた藤枝市立大洲小学校の女子児童の足を、長さ約5センチのプラスチック製のかけらで切り付けた疑いが持たれています。女の子はふくらはぎに軽いけがをしましたが、そのまま友人5人と登校しました。
警察によりますと、犯行後に男は現場から走り去りましたが、警察が児童の目撃情報をもとに捜査したところ、現場付近で知人といた男を発見し逮捕しました。警察は男が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。
事件を受け、付近のこども園や小中学校は、園児や児童・生徒を一斉下校させる対応を取りました。警察は男に刑事責任能力を問えるかどうかについても調べる方針です。
藤枝市ではおととし7月に、下校中の男子児童が男に刃物で切り付けられる事件があり、市は防犯対策強化のため、全ての小中学校に防犯カメラを設置しています。