クマを捕獲・駆除した静岡・富士宮市で再びクマと見られる動物の目撃情報相次ぐ
27日にオスの成獣のクマが捕獲・駆除された静岡県富士宮市で、その後もクマとみられる動物の目撃が相次いでいます。
富士宮市によりますと、30日午後6時50分ごろ、市内の下稲子地区で車を運転していた市民から、身延線のトンネルの手前で、体長80センチぐらいの子グマとみられる動物を見たとの情報提供がありました。
およそ2時間半後の午後9時40分ごろには、3キロほど離れた内房地区にある尾崎トンネルの西側で、体長80センチから90センチのクマらしき動物を見たという市民から、市に電話があったということです。
31日には、尾崎トンネルからおよそ3キロ東のコンビニ店の北側で、子グマとみられる動物を見たとの情報が寄せられました。
富士宮市は目撃された動物がクマかどうかは分からないとしながらも、目撃された場所付近の見回りを消防団や市の職員などで行い、市内に無線を流すなどして注意を呼びかけています。
また猟友会とも情報共有し、罠の見回りも行っているということです。
富士宮市では、27日に内房地区で成獣のオスのクマを捕獲・駆除しています。
市の担当者は「仮に子グマだった場合、親グマが近くにいる可能性もあるので、充分注意してほしい」と話しています。

