「はねた認識はない」ひき逃げ否認の被告に懲役5年6カ月の判決 「損傷程度から強い衝撃があった」 静岡地裁沼津支部
2024年1月、静岡県沼津市でごみ出し当番の親子をトラックでひき逃げし、死亡させた罪に問われている男に懲役5年6カ月の判決が言い渡されました。
判決によりますと、87歳の男は2024年1月、沼津市松長の県道で荷台のパネルを開けたままトラックを運転。ごみ出し当番の親子2人にパネルをぶつけて死亡させ、逃走したとされています。これまでの裁判で被告側は「人をはねた認識はない」とひき逃げについては否認していました。
静岡地裁沼津支部で13日開かれた判決公判で、薄井真由子裁判長は「パネルの損傷程度から強い衝撃があり、人をひいた可能性を認識していた」と指摘。懲役7年の求刑に対し、懲役5年6カ月の判決を言い渡しました。被告側は控訴するかどうか今後決めるということです。
