現役引退の前田遼一、磐田Uー18コーチに就任「ゼロからのスタート」ゴン中山と元2トップ同時復帰
現役引退が明らかになった元日本代表FW前田遼一(39=J3FC岐阜)が、古巣のJ2ジュビロ磐田でUー18コーチに就任することが決まった。
14日夜、岐阜の公式サイトで引退とともに発表した。そして、7シーズンぶりに復帰する磐田を通じて、指導者転身の意気込みを表明した。「僕にプレーする機会を与えてくれたジュビロ磐田、FC東京、FC岐阜に関わる全ての皆さん、そして21年間、僕を支え、応援してくれた全てのファン、サポーターの皆さん。皆さんのおかげで本当に幸せなサッカー人生でした。本当にどうもありがとうございました。この度、ジュビロ磐田で指導者としてのスタートを切るチャンスをいただくことができました。ゼロからのスタートになりますが、指導者としてこれから頑張っていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いします」
前田は東京の暁星高から2000年にジュビロ磐田に入団し、FW中山雅史(53=J3沼津を退団)、高原直泰(41=沖縄SV)らと競い合いながらチームのエースに成長。2009年、2010年には2年連続でJ1得点王に輝いた。だが、15シーズ所属した磐田は2014年限りで離れ、2015年からFC東京に所属。2019年には当時J2の岐阜に移籍した。183センチの長身を生かしたポストプレーと足元の技術、卓越したゴール感覚で、J1通算154得点(429試合出場)をマークした。同記録はJ1歴代5位。同4位で157得点の中山とは3点差だった。日本代表国際Aマッチは通算33試合出場10得点。2011年アジア杯では、日本の優勝に貢献した。 磐田には、中山がトップチームのコーチに就任することも決まっており、元2トップが同時に古巣復帰になる。