静岡・伊豆市、宗教施設からの土砂流出問題で「対策協議会」設立 市長「力を合わせて解決まで」
宗教法人の敷地内から土砂が流失している問題で静岡県伊豆市は地元関係者らを中心に対策協議会を設立すると明らかにしました。
きのう行われた住民説明会で市が説明したもので協議会は地元住民や事業者らで構成され来月中の設立を目指すとしています。協議会は環境の保全活動や県などへの要望を行うということです。
この問題は伊豆市の大平柿木にある宗教法人「平和寺」の敷地内から廃棄物の混ざった土砂が市が管理する土地や狩野川の支流に流れ込んだもので市では流出を防ぐための柵を設置するなどの対応に追われました。
伊豆市では宗教法人を相手取り損害賠償を求めて提訴するとしています。
●菊地市長
「きょうの市民説明会を通じて、市民の皆さんが根強い不安をもっていることを改めて痛感した」
「あらためて伊豆市も被害者ですから力を合わせて最終的な解決まで粘り強く取り組んでいく」