白糸の滝で紅葉見ごろ 団体客も回復傾向 静岡県富士宮市
22日は天気には恵まれませんでしたが、翌日が祝日の飛び石連休ということもあってか、紅葉が見ごろを迎えた世界遺産・白糸の滝には観光客の姿が。
山口県からの観光客:
「山口県の宇部市から来ました。静岡に来てきのう浄蓮の滝を見てきたので、滝めぐりのひとつとして。逆にパーッと晴れるよりもこういった小雨の方が情緒があっていいと思います。映えるってやつですね今で言うと」
千葉県からの観光客:
「富士五湖周辺をドライブして立ち寄った。(Qいま紅葉シーズンを迎えているが?)だいぶ綺麗でちょうど。ぜひまた季節を変えて来たい」
沖縄県からの観光客:
「沖縄県には紅葉が全くないので、それプラス滝とセットということで本当にもうみんなワーワーキャーキャー言ってる感じ。本当に見に来れて良かった。ありがとうございます」
新型コロナウイルスの感染状況が落ち着く中、少しずつ以前のにぎわいを取り戻し始めている観光業界。
白糸の滝で売店を営む店主の渡辺邦浩さんは、再開が正式発表されたGoToトラベルにも大きな期待を寄せています。
ちどりや 渡辺邦浩店主
「コロナもだんだん収まりつつあるので、バスも個人のお客も増えてきている。(GoToの再開が)1月とも言われているので、その時期は正直期待している。お客さんが楽しんでいただけるようなことを考えてお迎えしたいと思う」
白糸の滝ではこの時期、紅葉と合わせたライトアップを行っています。今年もおとといから始まり、昼間とは異なる幻想的な空間が観光客を魅了しています。
来場者:
「地元なんですけど、普段見ている姿とやっぱりちょっと違ってきれいです」
来場者:
「幽玄な感じがすごくかっこいいなと思ってよかったです」
きょうは雨のため中止となり、23日が最終日です。
県内外から大勢の観光客が訪れる、紅葉のライトアップ。
去年までは富士宮市中心に開催していましたが、今年は渡辺さんたち「白糸の滝 売店組合」が主体となって運営しています。
ちどりや 渡辺邦浩店主:
「今回はやはり自分たちの手で何かをやっていかないと、という気持ちが組合員のなかで話し合って、自分たち主催で頑張ってみようと。正直、観光地は全国どこも一緒だと思うが非常に厳しい。なにしろ観光バスがこの11月になるまで見たことがなかった。観光バス・ガイドさんがお客を連れてきたとき、本当にほっとした。地元の方もものすごく協力的にやってくれているので本当に感謝している」
白糸の滝の紅葉は、例年だと来月上旬ごろまで楽しめるということです。