ベルギー1部で得点量産!日本代表FW後藤啓介が帰国後すぐに出身クラブへ「シントトロイデンの優勝の先にW杯がある」 静岡・磐田市

 浜松市出身で、ベルギー1部シントトロイデンでプレーするFW後藤啓介(20)が28日に帰国し、小学生時代に通った出身クラブ・カワイ体育教室SC(静岡県磐田市飛平松)の蹴り納めに参加した。後藤は同級生や来季・岳南Fモスペリオでプレーする兄・佑介らとチームを作って子どもたちとのミニゲームに出場、後藤はGKやMFなど様々なポジションをこなし、ゴールやアシストを量産して”優勝”した。

 後藤は「(ベルギーでの試合後に)すぐ帰ってきてこれなんでちょっと疲れたっす。いまは海外でやっていて(後輩たちが)生で見られない分、帰ってきて実際に肌で触れるのがみんなの成長につながる、こどもたちにいい指標というか、それが自分たちの職業の1つの役割だと思う、積極的にやっていけたら」と、6月以来の再訪問の理由を明かした。

ベルギー1部で得点量産!日本代表FW後藤啓介が帰国後すぐに出身クラブへ「シントトロイデンの優勝の先にW杯がある」 静岡・磐田市

 11月、念願だった日本代表に初選出され2試合に出場した。「初戦が名古屋で、自分の地元が近くていろんなひとが見に来てくれましたし、あんまり緊張することなく入れました」と振り返った後藤。得点やシュートはなかったが、森保監督からの期待が現れた2試合連続の起用だった。「代表で1.5列目の役割をやったことによって、帰ってからシントトロイデンの試合でも、落ちてはたいて、もう一回入っていくという動きが出てきていますし、チャンスを作れているので、代表でも経験がクラブでできている」と話した後藤。現地時間26日に行われたスタンダール戦では2得点を挙げてチームを勝利に導いたほか、代表戦以降はリーグ戦6試合4ゴール1アシストと、リーグ3位につけるシントトロイデンの躍進を支えている。「チーム自体シーズンがはじまってからずっと調子がいいですし、自分も代表終わってからも調子よく得点もアシストもできているのでとりあえずいい形で2025年終われたと思う」と表情には充実感が漂う。

ベルギー1部で得点量産!日本代表FW後藤啓介が帰国後すぐに出身クラブへ「シントトロイデンの優勝の先にW杯がある」 静岡・磐田市

 2026年のワールドカップイヤー、20歳のストライカーは「もちろんW杯メンバーに入るのが1つの目標ですけど、いまシントトロイデンがこの順位で、調子がいい中でシントでタイトルを取りたいって思いが強いので、まずはシントでタイトルをとれるように、その先に代表のW杯のメンバーがあると思う。シントの優勝に全力を尽くしたい」と決意を述べた。

 また、後輩たちへ嬉しいサプライズプレゼントも。リフティングを長く続けられたこども2人に、試合で着用したスパイクとユニフォームを渡した後藤。そのスパイクにはしっかりと日の丸が刻まれていた。

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