J1清水で引退の吉本一謙氏「大熊GMに感謝」古巣FC東京のスカウトに転身
昨季限りで現役を引退した元J1清水エスパルスDF吉本一謙氏(32)が、J1FC東京のスカウトに就任した。25日、東京が発表。吉本氏は現役最後の所属クラブになった清水の公式ツイッターにメッセージを寄せた。
「大熊GMを中心に自分の引退後のことについて、たくさんコミュニケーションをとっていただき本当に感謝してます。そのように大切にしてもらい、引退した後、さらに清水エスパルスが好きになりました。今後FC東京の一員となるため、なかなか清水エスパルスのことを発信できなくなるかもしれませんが、静岡の地で皆様と過ごした時間のことは一生忘れません。清水エスパルスは素晴らしいクラブです!」
吉本氏は2007年、東京U―18からトップに昇格。FC岐阜、水戸ホーリーホック、アビスパ福岡でプレーし、2019年7月、清水に完全移籍で加入した。同年は5試合に出場したが、同9月に左膝内側半月板を損傷。全治約4カ月の診断を受けた。その後、手術とリハビリを経て20年10月にチームに完全合流したが、膝の手術が現役生活10回目だったことも踏まえて、引退決意を発表した。それでも、最終節のガンバ大阪戦(2-0)には先発出場。体を張ったプレーで、負ければ「クラブ史上初の最下位」からの回避に貢献した。