「感染再拡大警報に引き上げる」インフルとの同時流行想定で来月から診療体制強化も…静岡県1700人感染、増加傾向続き県が対応【新型コロナ 11月11日】
静岡県内では11日、新たに1700人の新型コロナウイルスの感染者が発表されました。県は感染者の増加傾向を受け、感染再拡大警報を出しました。
県内の新規感染者は県発表分で1010人、浜松市発表分で357人、静岡市発表分で333人、合わせて1700人です。
先週の金曜日より455人増加し、14日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。
死者の発表は3人で、県内累計の死者数は789人となりました。
病床使用率は県全体で40.5パーセントとなっています。
直近1週間の感染者は1万1185人と前の週と比べ1.3倍です。
新型コロナの新規感染者の増加をうけ、県は感染再拡大警報を出しました。
川勝知事:
「明らかに感染が拡大しています。このため県感染症対策専門家会議のご意見を踏まえまして、本日からこれまで感染再拡大注意報でありましたけれどもこれを感染再拡大警報に引き上げます。県民のみなさまには基本的な感染対策の徹底をあらためてお願い申し上げます」
県によりますと直近1週間の感染者数が前の週の1.4倍を上回る数値が1週間続いたため11日付で、感染再拡大警報を発令したということです。
また、この冬の感染拡大想定も発表されました。
新型コロナとインフルエンザのピークが重なった場合最大で1日2万5000人の患者が想定され、1日当たり5500人が受診できない可能性があるということです。
県は休日夜間急患センターの医療従事者の増員や日曜、祝日等の発熱等診療医療機関の増加など来月から診療体制を強化することにしています。