ワールドカップ最終予選 森保ジャパン 崖っぷちから劇的勝利にエスパルス権田も貢献

 12日よるに行われたサッカーワールドカップアジア最終予選で、日本は強豪オーストラリアに劇的な勝利。清水エスパルス所属の権田選手の好セーブも光りました。

 この試合、引き分け以下だと予選突破に黄色信号が灯る絶対に負けられない戦い。日本の守護神、エスパルスの権田が先発出場です。
 日本は前半9分、左サイドでボールを持った南野が仕掛け、そこからのクロスを田中碧。田中の代表初ゴールが、左サイドネットに突き刺さり、日本が欲しかった先制点を奪います。
 試合の主導権を握った日本でしたが、41分、オーストラリアに決定的な場面を作られてしまいます。ここで、権田が見事な反応でビッグセーブ。同点ゴールを許しません。

 しかし、日本の1点リードで迎えた後半25分でした。ゴール正面から、オーストラリアの フリーキック。これを直接決められ、同点に追いつかれてしまいます。ホームで、どうしても勝点3が欲しい日本。勝ち越し点をねらい、厚みのある攻撃を仕掛けます。しかし、相手ゴールキーパーのファインセーブに阻まれ、ネットを揺らすことができません。
 それでも41分、ロングボールに反応した浅野が、絶妙なトラップからシュート。キーパーに触られますが、ポストに跳ね返ったボールが相手に当たり、オウンゴール。日本の勝利への執念が、勝ち越しゴールを生みだします。
 この1点のリードを、権田を中心に、最後まで集中力を切らさず守り切った日本。最終予選突破に向け、大きな勝点3を手にしました。

サッカー日本代表 
森保一監督:「ピッチ、そしてスタンドのサポーターと一体になって、試合を戦えたと思います。非常に大きい勝利でしたけど、これから6試合、毎回ワールドカップ出場権をつかみとるための試合が続くということを覚悟して、また次からの活動につなげたいと思います」