事故前に警報音が鳴っていた… 横転した観光バスにシステム異常か 静岡・小山町

静岡県小山町で観光バスが横転した事故で、事故前にシステム異常を知らせる警告音が車内で鳴っていたことが新たに分かりました。

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 13日、小山町須走の県道で観光バスが横転し74歳の女性が死亡、26人が重軽傷を負いました。捜査関係者によりますと、事故前に車内で何らかの警告音が鳴る様子がドライブレコーダーに記録されていたことが新たにわかりました。バスのエアブレーキやサイドブレーキなどの警告音の可能性があるとみられています。エアブレーキは空気圧を利用しブレーキの制動力を強くするもので、一般的にシステム内の空気が不足すると警告音で異常を知らせます。

 バスの運転手(26)は警察の調べに対し「ブレーキが利かなかった」と話していて、警察は18日に行った車体の検証をもとにブレーキに異常がなかったか調べています。