きょうは逮捕術ならぬメイク術 「身だしなみ」をテーマに特別授業 静岡県警察学校
犯罪や事故から県民を守る警察官。きょうは捜査ではなく「あること」について学びました。県警として初めての取り組みです。
警察学校の教室の机に並べられたのはアイシャドウやリップにファンデーション。来年1月に卒業予定の女性の初任科生17人が参加した特別授業。テーマは「身だしなみ」です。
警察学校 職員:「主にメイクアップ、自然なメイクアップということでお教えいただきます。よろしくお願いします」
講師を務めたのは静岡市に本社を置くシャンソン化粧品の社員。多くの人と接する女性警察官が、県民に親しまれる
メイク術を学ぶことで女性活躍の促進を図るのが狙いです。講師が伝授した親しみやすいメイク術のポイントは「眉」。社員によるデモンストレーションが始まると…。
シャンソン化粧品
石上一葉さん:「すごいですね皆さん、かぶりついて。ぜひ吸収して、帰っていただきたいと思いますので、しっかり目に焼き付けてください」
普段は剣道や柔道などの武道をはじめ、走行訓練など厳しい授業を受けている生徒たち。慣れない授業に興奮と恥ずかしさが入り混じった様子です。
生徒A「(眉書いてもらって)きれい」
生徒B「すごい!」
時に強く、時に優しく寄り添う女性警察官になるため貴重な経験となったようです。
山本すずなさん(21):「警察官という仕事はお年寄りから子どもまで、善良な市民から犯罪者まで、幅広い層の方と接する機会があるので、その場面においてどのようなメイクをするべきなのか。使い分けるメイクができるのも1つの武器になると思うので、そういったことを今後活かしていきたい」