激戦の現場 前回631票差 因縁の静岡6区 立憲・渡辺周氏と自民・勝俣孝明氏が過去3回にわたって激しい選挙戦
立憲民主党 渡辺周氏:「国政においては与党と野党の勢力が拮抗してひっくり返す。そうしなければ政治はまっとうにならない。一党が好き勝手やるような政治はもう終わらせる」
自民党 勝俣孝明氏:「(前回の票差)631票、本当に悔しい悔しい思いをしました。この631票を逆転するんだと、その熱い思いを伊豆半島中に静岡6区の隅々まで熱伝導していく」
沼津市や伊豆地域を選挙区とする静岡6区。渡辺氏が当選8回を重ねた、まさに「渡辺王国」です。その王国に勝俣氏が肉薄したのが前回4年前。その差、631票。惜敗率99%超え、文字通りの大接戦でした。
渡辺氏:「ヒリヒリしたのを覚えています。ただ631票と私は言いませんけど、いろんな方が言ってくださるおかげで、私どもの陣営もそうだったのと、皆、票差まではあまり覚えてはいませんので。ある意味では、我々にとっても引き締める材料になっていると思います」
昨夜、選挙戦最後の訴えに選んだのは、2人ともJR沼津駅前。北口と南口、駅を隔てて最後の舌戦を交わしました。
渡辺氏:「皆さん方の静かなる一票が、まさに一票は微力ですが無力ではない。あす何か、『静岡ショック』という言葉がありましたけども、日本中でもう一回、民意というものが、やっぱり我慢せずに爆発したんだ、そんなようにしたいと思います。公正な社会を、まっとうな社会を、道理が通る社会をもう一度取り戻しましょう」
勝俣氏:「25年間、一度も自民党が勝ったことない選挙区であります。25年間、私たちはこの負のスパイラルにずっと陥っていました。何とか、このふるさとのこのスパイラルを私は止めたいと思っています。勝俣孝明を助けて下さい。そして、この静岡6区から、このふるさとから、小選挙区で勝たせて下さい。よろしくお願いします。よろしくお願いします」