いまだ残る爪痕 台風15号で浸水した料理店営業再開のめど立たず「客の励ましを力に」 静岡市清水区

今も爪痕が残る台風15号の被害。浸水して営業ができなくなった静岡市清水区の飲食店では、再開に向けて動き始めています。

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いまだ残る爪痕 台風15号で浸水した料理店営業再開のめど立たず「客の励ましを力に」 静岡・清水区

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 静岡市清水区江尻町にあるふぐ料理専門店。台風15号の大雨の影響で店内はほとんど浸水してしまいました。いまだ休業が続いています。

田島彰 店主:「うちは約80年続くふぐ料理専門店なんですけれど、正直いつ再開できるかっていうのが心配でした」

 発災直後の厨房です。80センチ近く水に浸かってしまったため、冷蔵庫は横に倒れ、食器類は粉々に。調理器具などもあわせて、およそ半分が使い物にならなくなってしまいました。発災から間もなく1カ月。浸水で使えなくなった畳は全てはがされ、床下があらわになっています。
5日前からは、店内のリフォームが始まりました。

 田島彰 店主:「畳は全部だめですので、ひとつはテーブル席にしないとまずいかなと。
基本的には昔のままをもう一度再現したい」

 いまだ営業再開のめどはたっていません。

 静岡市によりますと、17日までに4300軒以上で床上・床下浸水の被害が確認されています。田島さんは大変な状況の中、協力してくれる近くに住む人や友人、お客さんの存在が励みになっていると話します。

 田島彰 店主:「本当に力になっています。昔からのお客さんに支えてもらっているので、早く再開したいってことだけですね」