【静岡５区】全国屈指の注目区…保守系２人に割って入る　立憲新人の小野範和氏　「静岡ショック」を追い風に

２７日に御殿場市で行った街頭演説には、この人の姿が…。
●山崎真之輔氏と有権者
山崎氏「どうもどうも」
女性たち「わー！」（グータッチ）
男性「バッチいいじゃない」
山崎氏（バッチ見せて）「ほやほやです」
男性「絶対頑張って」

　山崎真之輔参議院議員が駆け付けました。山崎氏は、２４日の参院補選で、立憲民主党と国民民主党の推薦に加え、川勝知事の支援を受け、当選しました。小野氏もポスターに川勝知事のシールを貼るなど、知事との近さをアピールしています。

●山崎氏と小野陣営絡み
山崎氏「小野氏に注入しときますんで」（注入ポーズ）
男性「ぜひお願いします」
山崎氏「お願いします」
男性「本当に素晴らしい。希望の星！」

山崎真之輔氏（街頭）
「当選して帰ってきました。小野範和さんを勝たせるために帰ってきました（拍手）。本日、実は参議院に初登院してきました。そして議員バッチもいただきました（「似合ってる！似合ってる！」）。小野さんを１番初めに応援したいと思いまして、浜松に帰らずに実はここに来ましたから。今回の戦いは静岡ショックと言われているそうです。これはもっともっと大激震にしていくのが、この残り３日間の戦いでございます」

立憲・新　小野範和氏（街頭）
「山崎真之輔さんの勝利によって確実に流れが来ております。（拍手「そうだ」）ここ静岡５区でも自公政権に大いに反省していただこうではありませんか！（「その通り」「頼むぞ）」

２４年間、大手銀行に勤め、国政に初挑戦する小野氏。自らの経験を生かした地域経済の立て直しを訴えています。

立憲・新　小野範和氏（街頭）
「今一番大切なのは、株価が上がってうれしいとか言っているのではなく、一人一人の懐を温めて、家計から経済を回し直していくこと、実態経済を良くしていくことではないか。それが私たちの主張。私、小野範和の主張です。だからそれをやらせてください」

　小野氏は、参院補選での山崎氏の勝利を、自らの「追い風」としたい考えです。

立憲・新　小野範和氏（取材に）
「うれしいですね。本当に僕も彼のことは本当に好きですので、応援をさせて頂きましたし、いい結果になって、そしてこうやってまた僕の応援をしてくれる。 これから仲間になって国政を担っていく。それを本当にやっていきたいと心から思いました」

　知名度不足の解消が課題とされてきた小野氏ですが、参院補選を境に有権者の反応が変わってきたと話します。

立憲・新　小野範和氏（２６日・富士市）
Ｑ．前半と比べるとどうですか？

小野氏「すごく反応してくれる人が増えて、選挙が全体的に浸透しているからなのか、私が浸透しているからなのか分からないけど。自分が浸透しているといいんですけど」

　また、野党共闘によって、非自民票の受け皿になることを目指しています。

国民民主党静岡県連　榛葉賀津也会長
「小野さんが国会議員になると、永田町で二番目に真面目な国会議員になりますから。一番は私ですけど（拍手と笑い）。ここは保守が分裂して野党１人。前回、山崎真之輔さん、自民党と共産党と戦って自民党に５万票の差をつけて勝った。ブレないから。小野さんこんなチャンスはないよ」

　選挙戦終盤での「チャンス到来」に小野氏は…。

立憲・新　小野範和氏
「野党としてしっかり共闘して、自民党ではない働く人の庶民の立場での政治を実現する二番目に真面目な議員になります（笑い）」

　静岡５区に立候補しているのは、無所属前職の細野豪志氏、立憲民主党新人の小野範和氏、自民党前職の吉川赳氏、諸派新人の千田光氏です。