川勝知事が新型コロナに強い危機感…『医療ひっ迫警報』発令も 「インフルも週ごとに倍増」 救急搬送の受け入れ病院がなかなか見つからない事案も 静岡県

静岡県 川勝平太知事(16日):「静岡県における一週間の新規感染者数の前週比が、10月中旬から2カ月間増加し続けております。感染拡大のスピードが明らかに加速しています。このまま感染拡大が続いた場合、この夏に発令した医療ひっ迫警報を再度発令することもあり得るということであります」

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川勝知事が新型コロナに強い危機感…『医療ひっ迫警報』発令も 「インフルも週ごとに倍増」 救急搬送の受け入れ病院がなかなか見つからない事案も 静岡県

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 静岡県でも急速に増加する新型コロナ感染者。16日、川勝知事が警戒を呼びかけました。直近の1週間で、県内では2万5,649人の新型コロナウイルス感染者を確認。先週の1.34倍です。病床使用率は、県全体で56.2%、中部では64.5%になっています。

 また、16日は新たに5人の死亡が発表され、死者数の累計は858人となりました。現在、静岡県の感染状況は、国の評価レベル2の「感染拡大初期」です。しかし、川勝知事は、すでに各指標がレベル3の一歩手前まで近づいていると説明。発熱外来の検査件数や、救急搬送の際に受け入れ病院がなかなか見つからない事案も、すでに第7波のピーク時の半分ほどになっています。今後さらに増加すれば、8月に発令した「医療ひっ迫警報」を再び出す可能性もあるといいます。

川勝平太知事:「年末年始の帰省、あるいは旅行等の前にコロナ、インフルエンザ共にワクチンの接種をお願いいたします。また、発熱等の風邪症状があったり、あるいは症状が軽い場合自宅で療養していただくために、解熱鎮痛剤、風邪薬、コロナ検査キットをご家庭に常備していただければと思います。あわせて、飲み物や食料品の備蓄もお願いしたいと思います。ご自身や家族、友人など大切な方を守ることにつながりますので、何卒ご協力をお願いいたします」

 さらに、インフルエンザとの同時流行についても…。

川勝平太知事:「インフルエンザにつきましては、流行の水準には至っていませんけれども、県内の報告数は週ごとに倍増しております。県民の皆様にはこのまま感染拡大が続いた場合、医療機関が逼迫し、コロナだけでなくて一般医療においても受診・入院が困難になるなどの厳しい状況になることを改めてご認識くださればと存じます」