静岡・小山町が前の指定管理者を提訴へ 「道の駅すばしり」期間満了後も施設を明け渡さず
静岡県小山町にある道の駅すばしりをめぐり、期間満了後も施設を明け渡していないとして、町が前の指定管理者を訴えることが分かりました。
道の駅すばしりは、小山町が事業者を公募して道の駅の運営などを任せる「指定管理者制度」を取っています。前の指定管理者、観光開発は指定管理期間が終わった4月1日以降も、施設を明け渡さずに営業を続けています。
そのため、4月から交代となる次の指定管理者が営業できない状況になっていて、町は観光開発が施設を不法に占拠していると主張しています。
この問題をめぐり、町は27日、町議会の臨時議会に観光開発に対し訴えを起こす議案を提出し、全会一致で可決されました。
町は観光開発に建物からの退去と土地の明け渡し、さらには3月までの5カ月間に未納だった施設使用料、およそ800万円の支払いを求める方針です。
小山町の込山正秀町長は「公有財産の適正管理、および公平性の観点から法的手続きにより解決を図る必要があると判断した。地域振興や来訪者サービスに影響が生じないよう、できる限り早期の解決を目指してまいります」とコメントを発表しています。
一方、観光開発の代理人弁護士は、町と結んだ協定では3月末まで営業し4月1日から原状回復工事を行った後に建物を明け渡すことになっていると主張していて、町との間に認識にズレが生じています。
また、観光開発側は町の許可を得て、厨房を工事するなどおよそ5000万円の設備投資をしていて、原状回復を行わずに金銭補償を受けたり、営業を継続したりする案を町に提示していますが、受け入れられていないとしています。
そうしたことから道の駅の空白期間を生まず、地域経済や利用者への影響を最小限にするため、工事には着手せず、暫定的な措置として営業を続けているということです。