保育園園児虐待事件 裾野市長9月には保育士の処分をめぐるトラブルを認識

静岡県裾野市の保育園で起きた園児虐待事件で、裾野市長が9月には保育士1人の処分を巡るトラブルについて把握していたことが明らかになりました。

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保育園園児虐待事件 裾野市長9月には保育士の処分をめぐるトラブルを認識

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 裾野市のさくら保育園では、園児に暴行をしたとして当時働いていた保育士の女3人が逮捕・送検されています。

 21日の会見で村田悠市長は、30歳の保育士が園から受けた退職勧奨の処分に不服の姿勢を示し、トラブルになっていることを、事前に把握していたと明らかにしました。

 9月20日、支援者から市長に情報提供があったということです。

 この時点で、健康福祉部は虐待の事実を把握していたものの、市長に報告をしていませんでした。

健康福祉部 石井敦部長:
「正確な内容をこちらがないと市長に報告出来ないという考え方を持っていた」

 一方、市長は11月28日に虐待の事実を把握したとしていて、処分をめぐるトラブルを確認した時には、虐待に気付かずに対応したと話しました。

村田悠市長:
「さくら保育園内での組織や人事に関する問い合わせなどが多くありますから、その1つかという認識だった」