袴田巌さんが逮捕されて57年　支援者は警察の逮捕に抗議し検察の有罪立証方針を撤回するよう求める署名活動を浜松で

　1966年旧清水市で一家4人が殺害された事件で、死刑が確定していた袴田巌さんの再審が今年3月に来まりました。

　しかし、検察は再審で袴田さんの有罪を立証する方針を示し、裁判所、弁護団との事前の三者協議が続いています。

袴田巌さんを救う市民の会　寺澤共同代表:
「再審開始が目前で、無罪判決にあと一歩のところですが、検察側はあくまでも袴田さんを犯人として死刑の求刑をしようとしています」

　袴田巌さんが逮捕された日から57年の18日、支援者らは改めて「不当逮捕である」と警察の捜査手法を批判。

　また検察が示した有罪立証方針を撤回するよう求める署名活動を行いました。

　静岡地裁は検察と弁護団に8月末までに意見をまとめるように求めていて、次回の三者協議は9月12日に予定されています。