【台風6号】「線状降水帯」発生の伊豆で線路に大量の土砂流入し復旧のメド立たず 倒木が原因で停電 1時間で60mm近い「非常に激しい雨」も 

YouTube Video 【台風6号】「線状降水帯」発生の伊豆で線路に大量の土砂流入し復旧のメド立たず 倒木が原因で停電 1時間で60mm近い「非常に激しい雨」も 
動画を再生

 静岡県でも線状降水帯が発生しました。3日昼ごろにかけて、県内に最接近した台風6号。各地で土砂の流出や冠水などの被害が確認されています。

河津町

 大きな被害が出たのは、伊豆急行の線路です。

板垣亮記者:「こちらではのり面が崩れ、線路一面を土砂が覆っています。こちらではまさに溜まった泥を取り除く作業が行われている」

 3日午前11時すぎ、近隣住民から、「土砂が電柱を押し倒し、電線から火花が出ている」と消防に通報がありました。現場となったのは、伊豆半島の東海岸・河津町を走る伊豆急行の線路。伊豆稲取駅と、今井浜海岸駅の間です。近所に住む人はー

近隣住民:「ドーンという音。びっくりした。70年以上住んでいるが、初めて。こんな大きいのは」

 大きな音とともに、土砂は線路内に流入したとみられます。

地元住民:「玄関の先が泥で出られなくなっていたので、おんぶして出した」

 住民を救助したという男性が語った緊迫の瞬間とは…

 河津町で発生した土砂崩れ。警察によりますと、土砂は住宅4軒の敷地内にも流れ込みました。巻き込まれた住民を救助したという男性は
…。

地元住民:「(異変に気付き)避難するよう声掛けに行ったら、家の外が泥で出られなくなっている人がいて、その人がちょうど玄関にい
たのでおんぶで外に出して、家の上は電柱が倒れてスパークして火災の危険もあると思ったので、消防を呼んだ」

 巻き込まれた男性を含め、けが人はいませんでした。伊豆急行は全線で運転を見合わせていて、復旧の目途は立っていません。

板垣亮記者:「午前6時になり、雨と風、ともに強まってきました」

 静岡県にも記録的な雨をもたらした、台風6号。

係留作業をする男性「(係留用の)綱が切れちゃった」

 3日朝早く、伊豆では線状降水帯が発生。各地で土砂が流出し、撤去作業に追われました。

床下浸水した住民:「玄関を見たら、靴がプカプカ浮いていて…、これはまずいと思って」

【台風6号】「線状降水帯」発生の伊豆で線路に大量の土砂流入し復旧のメド立たず 倒木が原因で停電 1時間で60mm近い「非常に激しい雨」も 

和歌山県に上陸

 停電で、明かりが消えた信号機。県内では一時2000軒以上が停電しました。

和歌山市 午前3時ごろ
「台風の接近にともない雨風が強くなっています」

 大型の台風6号は、午前4時半ごろ、和歌山県南部に上陸。静岡を含む、太平洋側を中心に大雨となりました。勢力を維持したまま、列島に沿って北上を続け、昼ごろには、静岡県に最も近づきました。

【台風6号】「線状降水帯」発生の伊豆で線路に大量の土砂流入し復旧のメド立たず 倒木が原因で停電 1時間で60mm近い「非常に激しい雨」も 

富士市

片寄翔太アナウンサー:「午前7時過ぎの富士市街地です。大粒の雨がザーザーと降り続いています。そして道を見てみますと大きな水たまりができていて冠水しているのが確認できます」

 富士市では、車が通るたびに水しぶきが。車道から2メートルほど離れていても…。

【台風6号】「線状降水帯」発生の伊豆で線路に大量の土砂流入し復旧のメド立たず 倒木が原因で停電 1時間で60mm近い「非常に激しい雨」も 

沼津市

嶋田光希アナウンサー:「沼津市足高では倒木があったということで、倒れた木が残されています。根元を見てみますと、根こそぎ倒れてきたのがわかりますし、幹も太さ50cmはあるでしょうか。非常に大きな木が倒れたのがわかります」

 電線を巻き込み、道路をふさいだ、倒木。この倒木の影響もあって、沼津市では一時50軒ほどで停電が発生しました。

【台風6号】「線状降水帯」発生の伊豆で線路に大量の土砂流入し復旧のメド立たず 倒木が原因で停電 1時間で60mm近い「非常に激しい雨」も 

下田市

板垣亮記者:「下田市では風を伴った横殴りの強い雨が路面を激しく打ち付けています」

 下田市でも、未明から雨と風が強まりました。駅前の街路樹も、大きく葉を揺らします。

板垣亮記者:「午前6時になり、雨と風ともに強まってきました。こちらの川では、川の両岸にずらっと漁船がくくり付けられています」

 雨が降り続ける中、漁船に乗った人が…。

Q.今どんな作業をしている?
漁師「(船を係留する)綱が切れちゃったから」

 時折、視界が白くなるほどの荒れ模様。その影響か、係留用の綱が切れてしまい、結び直していたそうです。

漁師:「雨が多い、いつもより。風がひどくならなければいい」

それでも、雨風ともに衰えず、午前7時すぎには伊豆半島の東海岸周辺で、「線状降水帯」が発生。局地的に激しい雨をもたらし、東伊豆町の稲取と伊豆市の天城山では、1時間に60ミリを超える非常に激しい雨が降りました(稲取66mm 天城山63.5mm)。

板垣亮記者:「こちらでは水や流木があふれ出し、道路を塞いでしまっています。いま関係者の方が、側溝のようのものでしうか、点検し
てします」

船舶関係者:「この先に船の陸上の電源部があるんですが、そこが全部水没してしまったので」

 短時間で降った大量の雨。雨水とともに土砂も流出し、排水機能がストップする事態に…。

船舶関係者:「あすの航行に支障を与えるということ、砂利があって転んでしまうので、土砂を排除しないといけない」

牧之原市

 去年9月の台風15号で、竜巻被害が発生した牧之原市では…。

坂井剣一郎記者(牧之原市細江 午前11時すぎ):「この地区では竜巻被害の約9カ月後の現在も、このようにブルーシートをかぶった
住宅が多く見られます。時折、風に強くあおられて、ブルーシートが剥がれたりする光景が見られます」

 竜巻の被害で、自宅をリフォームしたという住民は…。

去年竜巻の被害を受けた住民:「今回の台風は、去年の台風15号の進路とほぼ同じで、勢力も強かったので、竜巻とか突風が発生するのではと思って、それがとにかく不安だった」

 市によりますと、今回の台風による大きな被害はなかったということです。

 牧之原市に隣接する御前崎市では、けさ早く「非常に激しい雨」が降りました(午前6時9分までの1時間に58.5mm)。24時間に降った雨の量は263ミリと、6月の観測史上最大を記録しました。

【台風6号】「線状降水帯」発生の伊豆で線路に大量の土砂流入し復旧のメド立たず 倒木が原因で停電 1時間で60mm近い「非常に激しい雨」も