県内初のインド由来の変異株…接触者70人検査し全員陰性 静岡県内47人感染…病床使用率ひっ迫も続く

 静岡県内では17日、新たに47人の新型コロナウイルス感染者が確認されました。50人以下となるのは10日ぶりです。自治体別の内訳は、浜松市が25人、静岡市が10人、時短要請が出る湖西市は4人、長泉町が2人などとなっています。

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県内初のインド由来の変異株…接触者70人検査し全員陰性 静岡県内47人感染…病床使用率ひっ迫も続く

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 浜松市のうちの5人は接待を伴う飲食店クラブマーキュリーのクラスター関連で、従業員1人とすでに感染が判明している従業員の家族ら4人です。一連の感染者は14人となりました。

 静岡市ではきのう16日、県内で初めてインド由来の変異ウイルス陽性が2人発表されましたが、この2人の濃厚接触者5人だけでなく、接触者など市内外のおよそ70人を検査したところ全員陰性だということです。

静岡市担当者
「初めてのインド由来のため、接触者を幅広く検査していく。市内で今後、インド由来が急拡大する可能性は少ないと考えている」

 一方、静岡市では17日、新たに8人が変異ウイルス陽性と判明しましたが、いずれも詳しい型はまだ分かっていません。

また、クラスターが発生した葵区のカラオケカフェでは、新たに6人の客の陽性が判明し、一連の感染確認はあわせて16人となりました。

 県内では人口10万人あたりの新規感染者がきのう16日までの1週間で17・4人と過去最多に上昇しました。きょう17日までの1週間では
17・2人に下がったものの、依然として高い水準が続いています。

 病床使用率もひっ迫が続いていて、県西部で53・2%、県中部で27・8%、県全体では35・2%となっています。