不正に預金口座開設した疑いで元JA富士市の支店長の男ら3人を逮捕 融資を装うために開設されたか
オンライン上で嘘の情報を入力し、不正に預金口座を開設したとして、元JA富士市の支店長の男ら3人が逮捕されました。
電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕されたのは、元JA富士市の支店長の男(59)といずれも元職員の男(71)と男(66)です。
3人は2017年4月7日ごろ、当時のJA富士市の支店で、現金の預け入れがないのにも関わらず、オンライン上の端末に虚偽の入力をして、3人のいずれかの知人名義で不正に2680万円の定期預金口座を開設した疑いが持たれています。
この農協では、4年前に元常務理事の男性が顧客の定期預金を担保に融資を装い、およそ3億3800万円を横領していたことがこれまでの第三者委員会の調査で確認されていて、それを受け、農協が行った内部調査によって今回の事件が発覚しました。
今回開設された口座は4年前と同様の手口で融資を装うために作られた可能性があり、警察が関連とともに、全体像の解明を進めています。
JAふじ伊豆の鈴木正三代表理事組合長は「このような事態が二度と発生しないようコンプライアンス態勢の強化に取り組むと共に、再発防止に向け信頼回復に取り組んで参ります」とコメントを発表しています。