トンガ沖海底火山噴火で静岡県内にも一時津波注意報発令　各地で潮位変化観測　これまでに被害報告はなし

　15日午後1時10分ごろ、南太平洋のトンガ沖で発生した海底火山の大規模な噴火。噴煙は高さ1万6000メートルまで立ち上りました。

　トンガの街は濁流にのまれました。

　津波は、8000キロ離れた日本にも到達。気象庁は奄美群島・トカラ列島と岩手県に津波警報を発表し、静岡県など太平洋沿岸の広い範囲に津波注意報を出しました。

　県内では16日、御前崎で県内最大となる70センチ、沼津市内浦や南伊豆町石廊崎で40セチなどと、各地で潮位の変化が観測されました。

　この津波注意報の発表を受け下田市や熱海市などで一時、17世帯24人が避難しました。

避難した女性：「家にいて、海の近くなので怖いなと思って。周りの人も逃げている人が全然いなかったが練習でもいいから1回行ってみようかなと思って来た」

　気象庁は16日午後2時までに全ての津波警報と注意報を解除しました。県内ではこれまでに被害は確認されていません。