子どもにも『有給休暇』? 小中学生の学習活動を欠席にしないラーケーション制度を7月から導入 静岡市

 静岡市の市立小中学校では、7月1日から子どもの学びを目的とした休暇制度であるラーケーションが始まります。ラーケーションとは、学校を休み、親子で体験や探究活動を行うもので、Learning(学習)とVacation(休暇)をかけた造語です。

 静岡市では、保護者とともに行う家庭・地域・市外などでの体験的・探求的学習活動である場合に、年間最大3日まで欠席とせず、「出席停止・忌引き等」として扱うとしています。なお、ラーケーション扱いには保護者からの事前申請が必要で、入学式や運動会などの学校行事や、定期テストの日などには取得できません。

 静岡市の担当者は、「いつ、どこで、何を学ぶかという計画を児童・生徒自身に考えてもらい、自発的に学習してほしい」と話します。

 一方でラーケーションをめぐっては、校外学習での格差を助長するといった問題もあります。静岡市教育委員会によりますと、あくまでも制度を創設して活用してもらうというもので、様々な家庭事情や経済状況に即して利用してもらうことを想定しているということです。また、県教育委員会も、外出する活動だけではなく、家庭内での活動なども対象であることも周知していくとしています。

 県内では、5月から浜松市の市立小中学校でもラーケーションが導入されており、10月からは全ての県立高校で導入する見通しです。県教育委員会は、6月22日から28日までを「静岡ウィーク」とし、セミナーを開催するなどラーケーションの啓発期間としています。

子どもにも『有給休暇』? 小中学生の学習活動を欠席にしないラーケーション制度を7月から導入 静岡市