静岡県知事選、鈴木康友浜松市長に出馬を要請する動き 告示まで2カ月…いまだ立候補表明者おらず
6月の静岡県知事選挙に向け、政財界の有志が浜松市の鈴木康友市長に出馬を要請する動きがあることが、関係者への取材でわかりました。
6月3日告示の知事選は、告示まで既に2カ月を切っていますが、現職の川勝平太知事を含め、まだ1人も出馬を表明していない異例の事態となっています。こうした事態を受け、浜松市の鈴木康友市長の手腕を評価する県内の政財界の有志が鈴木市長の擁立を検討していることがわかりました。関係者によりますと、鈴木市長は周辺に知事選に慎重な姿勢を伝えていますが、環境が整えば出馬を検討する意向も示しているということです。
鈴木市長は浜松市出身の63歳、民主党衆議院議員を経て2007年の浜松市長選で初当選。おととしの市長選では自民党県連が擁立した候補者らを破り、4選を果たしました。自民党はこれまで、鈴木市長と選挙などで争ってきましたが、現在、知事候補の擁立作業が難航しており、関係者によると鈴木市長が出馬を決断すれば支援を検討する可能性もあるということです。
静岡県知事選挙は6月3日告示、6月20日投開票です。