静岡県内の感染状況「ステージ3」に引き上げを提言 病床使用率や新規感染者の増加傾向から 県の専門家会議

 新型コロナ対策を話し合う静岡県の専門家会議が12日開かれ、県内の感染状況について、国の基準で「ステージ3」に引き上げるべきだという提言が出されました。
静岡県健康福祉部 後藤幹生参事:「専門家会議の委員の満場一致、全員の賛成でステージ3に上げるという意見をいただいた」

画像: 静岡県の専門家会議

静岡県の専門家会議

 12日夕方からリモートで開かれた会議では、ゴールデンウィーク明けから急増している県内の感染状況について議論が交わされました。専門家からは、県全体の病床使用率が20%を超えていることや1週間の新規感染者数が前の週に比べて1・4倍ほど増える傾向が続いていることなどから、国の指標に基づく感染状況の判断について、現在のステージ2から3に引き上げるべきだという意見が満場一致で出されたということです。

 県は専門家の提言を受け、早ければ13日にもステージを引き上げるか決めることになります。ステージ3になれば、年末年始などの影響で感染が拡大していたころの2月18日以来およそ3カ月ぶりの引き上げとなります。