【新型コロナ】新規感染1416人27日ぶりに前週下回る中無料の検査再開　静岡県

自治体別の新規感染者数です。
浜松市が350人で最も多く、次いで静岡市194人、富士市120人、沼津市109人などとなっています。
合わせて1416人で、2日連続で2000人を下回り、先週の火曜日と比べて466人減りました。
前の週の同じ曜日を下回るのは27日ぶりです。
死者は、年代・性別非公表の1人でこれで県内の死者は428人となりました。
新たなクラスターは、静岡市駿河区の慢性期療養型病院で職員と患者合わせて39人が感染するなど、3件確認されました。
正午時点の病床使用率は、県西部で53．2％、中部で57．7％、東部で32．8％、県全体で48．6％となっています。
直近1週間の感染者数は、1万4685人で前の週と比べ1．91倍となっています。

【大規模接種会場】

「じゃあチクっとしますよ」
こちらは袋井市にある県の大規模接種会場。
午前、モデルナ製のワクチンで3回目と4回目の接種が行われていました。

〇御前崎市民　60代　女性
「やっぱり感染者が増えているので年齢的にも（接種は）早い方がいいと思って来た。今まで以上に感染しないように、消毒やマスクを注意しながらやっていきたい」

〇4回目接種　袋井市民　70代　男性
Q．感染の拡大が心配になって来たところもある？
「ありますね／結構病院に行くので、人と接する機会が多いものですから」

きょうは72人の枠に対して、20人の予約があったということです。

県全体の3回目のワクチン接種率はきのう時点で64．3％。
65歳以上の高齢者で90％を超えている一方、30代では52．1％、20代では50．2％と、いずれも半数ほどにとどまっています。
2回目まで接種した人の3人に1人はまだ打っていない状況です。

●県新型コロナ対策推進課　　嶋悠一郎主査
「最近感染者が増えているので。7月中旬になってからこれまでの倍ぐらい接種を受ける人が増えている。これから夏休み・お盆に入るのでその前に打ちたいという人がいる」

県の大規模接種会場は現在、袋井市と静岡市、沼津市の県内3カ所に設置されています。
感染の急拡大を受け、一部会場で予約が増加している傾向もあるそうですが、まだ全体の枠には余裕があるといい、県は若い世代を中心に接種を呼び掛けています。

●県新型コロナ対策推進課　　嶋悠一郎主査
「夏休み・お盆に入る前に3回目の接種など、ぜひワクチン接種を検討してもらいたい」

PCR検査センター

先週、県が感染状況の評価レベルを「2」に引き上げたことに伴い、19日から感染に不安を感じた県民を対象にした無料のPCR検査事業が再開されました。
静岡市中心部にある民間の検査センターでは、検査待ちの列が…。

〇検査を受けた人　
Q．予約はいつ頃した？
「きょうの朝。調子があまりよくないので、仕事の関係で受けた方がいいと思って」

〇検査を受けに来た人
「ちょっと最近増えているので、心配なのもあって念のために受けとこうかなと。感染者数は）山があるから、いつかはくるのではないかと思っていたが、最近は慣れもあるから怖い」

初日のきょうは、用意した90人分の予約枠がすべて埋まったといいます。
県の無料検査事業はきょうから来月末（まつ）までの予定です。

●アール・アンド・オー　小柳雅子さん
「県の無料検査なので、皆さん何らかの形でご家族とかご友人、職場や学校、濃厚接触者というふうに断定されないけど、感染が心配になられた方がご利用になることが多い」

こちらの検査センターでは、症状のない人のみ検査を受けることができます。
事前予約が確実ですが、空いている枠があれば当日予約も可能だということです。

●アール・アンド・オー　小柳雅子さん
「第6波より7波の方が急激に感染者数が増えている傾向にあるので／前回の6波のことを思うと、検査数は伸び続けるのではないかと