大雨の影響でアユ釣り中止に追い込まれた太田川の早期復旧を…町長と漁協組合長が川勝知事に要望 静岡県
6月の大雨の影響で、静岡県森町の太田川漁協は、今年のアユ釣り中止を決めています。森町の太田康雄町長らが29日、太田川の早期復旧を求める要望書を川勝平太知事に提出しました。
森町の太田川は、県内有数のアユ釣りの名所ですが、6月の大雨の影響で、川の水の濁りが長く続いていることなどから、太田川漁協はことしのアユ釣りの中止を決めています。
森町の太田康雄町長と太田川漁業協同組合の山本俊康組合長らは、川勝知事に太田川の早期復旧を求める要望書を提出しました。
静岡・森町 太田康雄町長:「濁水などの影響を受け、釣り客の減少で組織運営の継続が懸念されている」
太田川漁業協同組合 山本俊康組合長:「アユの遡上がものすごく減ってきている。資源の枯渇がかなりみられ、その心配を私たちはしている。環境に対する資源保護ということから、資源の枯渇対策も是非お願いしたい」
これに対して川勝知事は「関連する予算をおよそ10億円とっている。復旧に全力を尽くす」と話していました。