熊本県で猛暑 停電で避難所のエアコンが使えない! 藤枝市の小学校では、去年から体育館にエアコンの設置進める
● 進士陸斗記者:
「こちら住宅でしょうか、完全に倒壊してしまっています。さらにその左奥にある建物も倒壊してしまっている」
震度6強を観測した八代市では、甚大な被害が…。いくつもの住宅が倒壊し、標識や電柱も倒れています。
● 進士記者:
「こちら完全に外壁がはがれ落ちています」
こちらの住宅に住む男性。避難所には行かず、自宅での生活を続けていました。
●被災した住民:
「気が付いたら…見る余裕がない。気が付いたらこうなっていた。10年前の熊本地震よりひどかった」
八代市では、およそ2万5000戸で断水が続いています。(午前11時半時点)
●被災した住民:
「今は食器とかが洗えないから水が一番…。電気は通った。クーラー入れた。生き返った」
被災地を襲う、連日の猛暑。
●八代市民(60代)
「飲み物はなんとか集められるけど、ぬるいでしょ。暑いでしょ。とにかく冷たいのが飲みたい」
● 進士記者:
「住宅が崩れ、川の中に流れ込んでしまっています」
高齢女性が暮らす、こちらの住宅。地震発生時も家にいて、倒壊に巻き込まれたといいます。救助に加わったという、近隣の住民は…。
● 近隣住民 70代女性:
「揺れがきて収まって立ってパッと振り返ったら、家が2軒とも壊れていた。おかしいなと思って(崩れた家に)何度か尋ねたらかすかに声がした。近所の人みんなで助けた。本人は生きていて、ぼーっとして放心状態だった」
救助された女性は命に別状はなく、家族と避難生活を送っているそうです。
熊本県の各地で連日35℃を超える暑さが続く中、避難生活を苦しめたのは停電です。
●避難者(70代・車中泊):
「暑さには耐えられない」
●避難者(50代・車中泊):
「エアコンの効いた涼しい所に行きたい」
地震などの災害では、建物の倒壊に巻き込まれるなどの「直接死」を避けられたとしても避難生活による負担などで命を落とす「災害関連死」がなくならないのが実情です。
こうした関連死を防ぐため、避難所の環境改善が進められる中、静岡県藤枝市でも動きが…。
●藤枝市 大規模災害対策課 村松紀幸課長:
Q.何の工事をしている?
「エアコンの設置工事をしている」
Qエアコンですか、確かに暑いですもんね。
「そうですね。本当に体育館の中、かなり温度が上がって熱くなってきている」
青島小学校で、夏休みを利用して行われていたのはエアコンの設置工事。6月以降、暑さの影響で体育の授業を実施できない日が4日間あったと言い、体育館で授業を行う際には、スポットクーラーで暑さをしのいできました。
●藤枝市 大規模災害対策課 村松紀幸課長:
Q.作業する人も暑いのでは?
「ファンを使って暑さ対策をしている。室内機のエアコンをつけて、水分の補給をしてもらいながら暑さ対策をしている」
藤枝市立の小学校では、去年から体育館にエアコンの設置を進めていて数年かけて全ての学校で設置を完了する予定です。
●藤枝市 大規模災害対策課 村松紀幸課長:
「エアコンが設置されることで避難生活での部分がストレスなく過ごせると考えている」
指定避難所にもなっているこちらの体育館。災害に備え、さまざまな準備を整えています。
●藤枝市 大規模災害対策課 村松紀幸課長:
「パーテーションを使って、間仕切りをする。この中に組み立て式のベッドを入れて避難所の生活をしてもらう。コロナもあったので感染予防も含めて、こちらの間仕切りを設置している。(設置後)使うところまでの避難は無かったのでまだ使ったことはない」
組み立て式のパーテーションと、簡易ベッド。こちらには、それぞれ20個ずつ備えられています。
●藤枝市 大規模災害対策課 村松紀幸課長:
「あとは避難している人に合わせて、随時、市の防災倉庫から物資を運んでくる体制を考えている」
市の防災倉庫には食料も備蓄していますが、物資の支給が追い付かない場合に備え、避難所に来る際は、3日~1週間の食料を持参することを勧めています。
また、多くの人が集まる環境で必要になるのがトイレの確保。こちらではマンホールトイレを設置して対応する方針です。
●藤枝市 大規模災害対策課 村松紀幸課長:
「通常の施設でトイレが使えない場合に、黄色く点々となっている所(マンホール)に、パーテーションなどを使って間仕切りをしたトイレを設置していく」
Q.このオレンジの大きなものは?
「学校のプールの水をこちらに入れて、マンホールトイレの中に(排泄物(はいせつぶつ)が)たまってしまうことがないように水を流すためのタンク」
災害が発生した際に、避難所としての役割を果たすため、暑さ対策はもちろん、運営体制を整えておくことも重要です。
●藤枝市 大規模災害対策課 村松紀幸課長:
「避難所として指定している所へ避難する人がストレスなく過ごせるような形で事前の準備をしていきたい」