【新型コロナ】静岡県１７６５人感染　浜松市は過去最多の４６５人…未成年者が４割と若年層の感染拡大が高止まりの傾向

　自治体別の新規感染者数です。最も多かったのは浜松市で４６５人。
次いで静岡市３２６人、沼津市１２７人、焼津市９９人、富士市９４人などとなっています。合わせて１７６５人で、水曜日としては先週から５０人ほど上回り、過去２番目の多さです。なかなか減少しない県内の新規感染者数。直近１週間の合計では、前の週と比べて０・９９倍とほぼ横ばいです。

　浜松市では２２日、新規感染者が６日ぶりに４００人を上回ったばかりですが、２３日はこれまで最も多かった今月２日の４５５人をさらに上回り、過去最多を更新しました。このうち２０歳未満がおよそ４割を占めるなど、若年層の感染拡大が高止まりの傾向にあり、市は「ピークアウトはまだ不透明で、予断を許さない状況だ」としています。

　また、死者は３人確認されました。このうち１人は９０代の患者で、県内の医療機関に救急搬送され、死亡した後に陽性が判明しました。ほかの２人も高齢者で、県内の医療機関に入院していました。これで新型コロナ関連の死者は３０５人となりました。

　病床使用率は西部で５３・３％、中部で６５・５％、東部で７５・１％、県全体で６５・３％となっています。重症者用は６人で１２・８％です。

　また、新たなクラスターは４件確認されました。そのうち１つは、静岡市清水区のグループホーム事業所で、入所者６人、職員３人の合わせて９人が感染しました。いずれも軽症で、入所者は全員３回目のワクチン接種を終えていました。このほかに、▼沼津市のこども園で１８人、▼袋井市の障害者施設で６人、▼裾野市の事業所で６人の感染が確認されています。