措置命令見送り問題で市は“水道施設停止要求”懸念 熱海土石流災害
熱海市の土石流災害で市が盛り土の前の所有者に措置命令を見送った問題で、市が前の所有者からの水道施設の停止要求を懸念していたことが分かりました。
熱海市伊豆山の土石流災害では、県が盛り土の現在と前の所有者に対する行政指導に問題がなかったか調査しています。
県が公開した2010年11月の資料には、「現地(前の所有者の土地)に熱海市水道の中継用受水槽があり、市が行政命令を出すとその使用停止を求めてくる可能性がある」と記されていて、所有者から水道施設を停止するよう求められることを、懸念していたことがわかります。
一方、熱海市の担当者は「発出見送りの直接的な要因とは考えにくい」と話しています。