親子間の「スマホをめぐるトラブル」が殺人事件に発展…母親の死因は「失血死」、首など複数個所を刺される 静岡・牧之原市

伊地健治アナウンサー:
「捜査関係者によりますと、通報を受けて警察が現場に駆けた時、40代の女性は首など複数箇所を刺されていたということです。その後病院に搬送されましたが、死亡が確認されました」

- YouTube

youtu.be

13歳の娘が母親を刺したことを認める

今週月曜、牧之原市の住宅で40代の女性が刃物で刺されて死亡する事件が発生。

 13歳の娘が母親を刺したことを認め、保護されました。

近隣住民:
「車で来たら規制線が張られていて、なんだと思ってびっくりして、本当にのどかでいい所だけど、こんなことがあって信じられない」

画像: 13歳の娘が母親を刺したことを認める

傷の一部は頸動脈に達する

各務実来記者:
「事件があった現場近くでは、規制線が張られその先では警察が自宅に出入りする姿が確認できます。」

 16日深夜、牧之原市の住宅で「女性が刺された」という趣旨の通報が、同居する家族から警察にありました。

 警察によりますと、女性は40代で、自宅にいた中学1年生の13歳の娘が母親を刺したことを認めたため、娘を保護し、児童相談所へ通告しています。

林輝彦アナウンサー:
「関係者によると、母親は牧之原市のこちらの病院に搬送されたということです。その後死亡が確認されました」

 母親は首など複数カ所を刺されていて、傷の一部は頸動脈に達していたこということです。

 住宅からは血の付いた包丁が見つかっていますが、娘が事前に購入した形跡はなく、もともと家にあった物が使われたとみられます。

 警察は19日、母親の死因が失血死だったと発表しました。

 母親は、寝室で、布団を掛けられ仰向けで倒れていたということで、寝ているところを襲われた可能性もあるとみられています。

 また、娘も手のひらに軽いけがをしていたということです。もみ合った時にできた傷かどうかはわかっていません。

 これまで警察へ親子の間にトラブルなどの相談はなかったということです。

画像: 傷の一部は頸動脈に達する

スマホをめぐるトラブル

事件を受け、近隣住民は…。

近隣住民:
「車で来たら規制線が張られていて、なんだと思ってびっくりして、本当にのどかでいい所だけど、こんなことがあって信じられない」

 事件のきっかけになったのでしょうか。

 関係者によると、娘は次のような趣旨の話をしているということです。

「事件の前にスマホをめぐるトラブルがあった」

 刑法の規定で14歳未満に刑事責任は問えません。

 警察は動機など、慎重に調査を続け、児童相談所に送致するなどの手続きを取る方針です。

画像: スマホをめぐるトラブル