コロナ禍の高校入試合格発表は合格者の掲示取りやめオンラインで
きょうは静岡県内の私立高校で合格発表が行われました。
校内に張り出された紙に自分の受験番号などを探し一喜一憂する受験生の姿はこの時期おなじみの風景ですが、コロナ禍の今年は事情が違うようです。
校内に張り出された紙に自分の受験番号などを探し一喜一憂する受験生の姿はこの時期おなじみの風景ですが、コロナ禍の今年は事情が違うようです。
● 静岡学園高校 正午ごろ
「きょうは静岡学園高校の合格発表です。例年であれば屋外の掲示板に受験番号が張り出されるんですが、今年はHP上で発表されています。」
県内の私立高校はきょう、合格発表を迎えました。
静岡市の静岡学園高校では、混雑を避けるために受験番号の掲示を取りやめ、初めてオンラインだけでの発表となりました。
例年、1000人以上の受験生が訪れ、受験番号が張り出された掲示板の前では多くの学生が笑顔を浮かべていましたが―
きょう、同じ場所にその活気はありませんでした。
● 静岡学園高校 鳴嶋 吉彦教頭
「(例年は)発表が始まれば歓声がドンと上がる。そういうのを僕らも聞いていて良かったなと、また新しい年度が始まるんだという節目となっていたが、今年はそういったものがないので少し寂しい感じはする。」
今年の静岡学園高校の合格者は、単願と併願を合わせて1310人。
書類提出などの入学手続きはきょうから、郵送とオンラインで実施するということです。
異例の合格発表を経て、春には新生活が始まります。
● 静岡学園高校 鳴嶋 吉彦教頭
「(合格発表は)受験生にとっては今まで不安の中で準備をしてきてその努力が実った瞬間。そういった部分は次への活力にもつながる。入学者の皆さんには、次の大学合格の時に楽しみを取っておいてもらいたい。」