1日に3500人接種…静岡市が2カ所に大規模接種会場を開設へ 静岡駅の北口南口に1カ所ずつ
28日午前、定例会見を開いた静岡市の田辺市長は、6月20日にも市内2カ所に大規模接種会場を開設することを明らかにしました。
静岡市保健所 松田仁之統括監:「65歳以上の方が7月末までに打ち終えるために、今15万回分を前倒しするという想定になっております。ですので、人数としては7万5千人分」
Q.1日あたり何人接種できる?
A.「期間が6月20日から7月31日までの6週間、15万回を42日で割ると、約3500回という数字になります」
静岡市は会場として、JR静岡駅北口にある静岡マルイの跡地を検討しています。きょうの会見では具体的な場所は明らかにされませんでしたが、大規模接種会場は静岡駅の北口と南口に1カ所ずつ設置する方針だということです。
接種を予約済み 80代:「みんな早く打ちたいという希望だからいいんじゃないですか、出来たら。2カ所(大規模会場が)できればそれだけ早く打てると思う」
Q.今現在のワクチン接種のスピードはどう感じるか?
A.「日本は遅いなんていわれているが、政府もゆっくりやっているわけではないので、それはしかたないのではないか」
1回目を接種済み 90代:「いい事だと思う」
Q.どうして?
A.「娘は横浜にいるが、70代で、接種の通知は来たが、予約が取れなくてすごく困っていると言っていた」
一方、静岡市はおとといから始まった高齢者向けの集団接種で、余ったワクチン19回分が廃棄されたと発表しました。当日キャンセルが出たためで、別の人への接種もできなかったということです。
高齢者へのワクチン接種をめぐっては、予約率の向上が課題になっています。静岡市では24日から85歳以上の高齢者への接種が始まっていますが、おとといまでの予約は、およそ4万2000人いる対象者の57%にとどまっています。