第3ルートの被害額は20億円超えか 冷凍カツオ窃盗事件で新たに5人逮捕 静岡・焼津漁港
静岡県の焼津漁港で起きた第3ルートの冷凍カツオ窃盗事件の被害額が、20億円を超えるとみられることが捜査関係者への取材で明らかになりました。
焼津市の水産加工会社元常務の男(44)、焼津市の別の水産加工会社役員の男(67)、焼津市の運送会社社長の男(61)ら5人は2021年3月、共謀し焼津漁港で焼津市の船会社が水揚げした冷凍カツオおよそ26トン=時価424万円相当を盗んだ疑いが持たれています。
一連の冷凍カツオ窃盗事件ではこれまでに2つのルートが立件されていて、捜査関係者によりますと今回の第3ルートの被害額は20億円を超えるとみられることが新たにわかりました。
関係者によりますと、焼津漁港に設置された防犯カメラには容疑者らが本来通らなければいけない計量所を通ることなく、冷凍カツオをトラックに乗せて運び出す様子が映っていたということです。警察は事件の経緯について詳しく調べています。