<甲子園高校野球交流試合:加藤学園3-1鹿児島城西>◇12日◇甲子園球場
 春のセンバツ高校野球に替わる交流試合で、静岡県沼津市の加藤学園が、鹿児島城西に3-1で勝利した。エース肥沼竣(3年)が、伸びのある130キロ台後半の直球と変化球の制球力を武器に完投勝利を飾った。
 加藤学園ナインが憧れの甲子園で躍動した。公式戦初出場で1番遊撃手に抜てきされた太田圭哉(1年)は、攻守で輝きを放った。3回には2死から三塁打を放った。6回には二塁打でチャンスをつくると、3番大村善将(3年)の適時内野安打で先制のホームを踏んだ。
 そして、加藤学園は8回にビッグプレーで貴重な追加点を奪った。太田が2死から二盗を決めた直後、2番杉山尊(3年)が低目の球を強振。打球が右中間を抜けると、俊足の杉山はダイヤモンドを駆け抜けて、これをランニング本塁打にした。
 打線は、プロ注目の鹿児島エース八方悠介(3年)をどう攻略するかがテーマだったが、7安打を重ねてマウンドから降ろすことに成功した。
 チームは7月の夏季静岡県高校野球大会では、優勝候補に挙げられながら初戦敗退。選手たちはその悔しさを抱えながら、晴れの舞台に向けて一丸となった。新型コロナウイルス感染防止で1試合限定の戦いに向け、前日11日に宿舎入りする短期滞在だったが、勝又友則主将(3年)は「この日を待ちわびてこの日のためにやってきたと言っても過言ではないので、思い出作りではなく真剣勝負でいきたい。勝って校歌を歌って学校の人たちに恩返しできる戦い方をしたい」と話していた。9回表には1点を返され、2死一三塁のピンチを迎えたが、二塁手の大村が慎重にキャッチして、二塁ベースに入った遊撃手の太田へトスして試合終了。ナインは胸を張って校歌を斉唱した。

県東部勢では25年ぶりの聖地

〇…中止になったセンバツ大会の出場権をつかんでいた加藤学園は、春夏を通じて初の甲子園大会出場になるはずだった。静岡県東部勢としても、1995年夏の韮山以来25年ぶりの甲子園だった。それでも、この交流試合で快勝。加藤学園は県東部の強豪として、聖地にしっかりと足跡を残した。

米山学監督 本当に良くやってくれました。大きな1勝です。これは、今後の加藤学園につながっていきます。

肥沼竣投手 最後、緊張しましたが、仲間がアウトを3つ取ってくれたので助かりました。(甲子園のマウンドは)緊張しましたが、途中から楽しくなってきました。(球場は)やっぱり、広かったです。

画像: 大会前の今月5日、取材に応じる加藤学園エース肥沼竣

大会前の今月5日、取材に応じる加藤学園エース肥沼竣

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