新型コロナウイルスの感染拡大で中止となった春のセンバツに出場予定だった高校による交流試合が行われ、静岡県沼津市の加藤学園が鹿児島県の鹿児島城西と対戦しました。
画像: 加藤学園 甲子園で躍動!同級生たちは400キロ離れた静岡・沼津市の学校で応援

同級生たちは学校で応援

 勝又キャプテンは試合前日のきのう、「思い出作りではなく真剣勝負でいく」と意気込みを語っていました。 センバツ切符を手にしていた32校に1試合だけ許された夢の舞台。加藤学園は創部25年目で初めての甲子園です。
 新型コロナ対策のため、応援団や吹奏楽部はスタンドに入ることができません。加藤学園の3年生らは、約400キロ離れた沼津市から声援を送ります。

応援団みんなで
「野球部頑張れ!」

 加藤学園の先発は肥沼。この舞台にチームを導いた絶対的エースです。
 1回、1アウト二塁、一塁のピンチを招きますが、鹿児島城西の4番・八方をショートゴロ併殺に打ち取ります。

 2回、加藤学園は1アウトから3年生のキャプテン・勝又がチーム初ヒット。しかし、後が続きません。

 肥沼は4回、2塁にランナーを背負い、前の打席でヒットを許している7番・原田にセンター前ヒットを打たれます。

 ここで2年生の佐野が好送球。下級生がチームを救います。

 両チーム無得点の6回、加藤学園はキャプテンの勝又が足をつってベンチに退きます。2アウト二塁、一塁のピンチを迎えますが、打者をセンターフライに打ち取ります。チームの精神的柱をアクシデントで欠きましたが、肥沼が踏ん張ります。

 その裏、1アウトから1年生の太田がツーベース。2アウトとなりましたが、3番・3年生の大村のセンター前ヒットで先制します。

 さらに8回、ランナーを二塁に置いて2番・杉山。深々と右中間を破った打球で一気にホームへ。ランニングホームランで加藤学園がリードを3点に広げます。

 9回、肥沼は1点を返され、なおも2アウト三塁、一塁のピンチ。長打を許せば同店の場面ですが、バッターをセカンドゴロに打ち取り、ゲームセット。
 加藤学園が3対1で鹿児島城西に勝ちました。

 試合後は憧れの甲子園で初めての校歌斉唱。観客がいないスタンドで、距離を取りながらの整列。異例ずくめの夢の舞台を笑顔で締めくくりました。

加藤学園 肥沼峻投手:「最後の試合で、しっかり投げれたのはよかった。1年生からずっと一緒にやってきた仲間が、最後こうやって自分のために打ってくれて励まされた。(ここまで)楽しいことは決して多くなかったが、こうやって高校野球が終わって振り返ってみれば楽しい野球人生でした」

 スタンドには入れなかった応援団にとっても、特別な夏となりました。

加藤学園 チアリーダー部 勝又実悠さん(3年)
「自分たちの応援が100パーセント届いた。自分たちの目標に向かって全力で頑張る人は、最後にこんなにキラキラ輝くんだなと、この試合を見て思いました」

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