アルコール消毒液が引火するケースも 50度を超える車内に置き忘れないで

こんな暑い日には車の中にも危険が潜んでいます。窓を閉め切った状態で、どのくらい温度が上昇するのか調べました。

閉め切った車内では50度超えることも

原川朋華記者:「クーラーを付けた車内は26度です。体感はかなり涼しいです」

クーラーを付けた状態からエンジンを切って実験開始。
 開始から5分後が経過しました。車内の温度は40度に。かなり温度が上がっていることが分かります。
 時間が経つとともにぐんぐん温度が上昇し、46度に。1時間で25度も上がりました。
 さらに。窓を閉め切った車内で日が当たっている場所では54度に。一方でサンシェードを使用した車は41度でした。

画像: 車内の温度変化

車内の温度変化

アルコール消毒液が引火の恐れも… 「うっかりダッシュボードに置き忘れないで」

 さらに今、危険とされているのが、車内に放置されたアルコール消毒液です。消防法によると、アルコール濃度が60%以上の液体は危険物に分類され、これに該当する市販のアルコール消毒液もあります。  東京消防庁によると、使用した際に可燃性の蒸気が発生するため、温度の高い場所に放置し、近くに可燃物がある場合、引火する危険性が高まります。

JAF 名波武さん:「うっかりダッシュボードに置いたまま買い物に行ってしまったと、それが1時間経つとかなりの温度になります。できるだけダッシュボードには、物をおかないようにした方がいい」

画像: 車内におきっぱなしのアルコール消毒

車内におきっぱなしのアルコール消毒