置き石事件裁判…当時12歳の息子は「一緒にやりました」否認の父親と対立証言 静岡地裁浜松支部

 否認する父親と真っ向から対立です。息子と共謀して置き石をした罪などに問われている父親の裁判で、息子が証人として出廷しました。当時12歳だった息子は、「父親と相談して一緒にやった」「暗号を決めていた」と証言しました。

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 否認する父親と真っ向から対立です。息子と共謀して置き石をした罪などに問われている父親の裁判で、息子が証人として出廷しました。当時12歳だった息子は、「父親と相談して一緒にやった」「暗号を決めていた」と証言しました。
友光晃希記者:「きょうの公判で、置き石などについて質問された息子は、しっかりとした口調で父親と相談して一緒にやりました、と話しました」
 起訴状などによりますと浜松市に住む無職の男(46)は、去年7月から8月にかけ、息子と共謀して路上にコンクリートブロックを置いた罪などに問われています。男は、7日の初公判で、こう話していました。
「息子が本当にやるとは思っていなかった」
 起訴内容の一部を否認した父親。弁護側は「被告人は置き石はやめた方がいいと話したが、息子が被告人に対する反発心から実行した」としました。
 そして、きょう静岡地裁浜松支部で開かれた裁判に、当時12歳の息子が証人として出廷しました。
検察官
「置き石などの行為は、自分ひとりで繰り返したのですか?」
息子
「違います。父親と相談して一緒にやりました」
 息子ははっきりとした口調で、父親と暇つぶしをしようと話して一緒に犯行に及んだと証言しました。
 さらに、周囲にわからないよう置き石する際、アメリカのドラマから引用した言葉を暗号を決めていたことも明かしました。