リニア中央新幹線工事による大井川の水問題を議論する国の有識者会議が昨夜、開かれました。
画像1: 0826yH vimeo.com

0826yH

vimeo.com

一部条件付きで、トンネル工事に伴う中下流域の地下水への影響は、おおむね問題ないとの見解が示されました。
 5回目となる会議では、JR東海が独自の分析データに基づき、大井川の上流と中流・下流の地下水の流れは連続しておらず、トンネル工事による水位の低下は現場周辺にとどまることを新たな資料を示して説明しました。
 データの解釈をめぐって議論が白熱する場面も。
沖大幹委員(水資源工学専門):「森下委員がおっしゃったのは、(JRの)説明が分かりにくいということなのか、そうではなくて、実際にやはり上流の地下水が下流に直接かなりの量が涵養されているとお考えになっているのか」
森下祐一委員(静岡県専門部会長):「上流の地下水のかなりの部分が下流に行くという前提で質問しているわけではありません」
沖大幹委員:「最後はシミュレーションの結果を信じるのか、それともやはり観測データの方が…」
森下委員:「違う違う。上流でやったような解析を行うという意味ではございません。上流から下流まで含めた水の流動モデルを考えて、そこにいろいろな地下水の観測データを入れ込んでいって精度を高めていく。そういうことが必要だろうと」
 静岡県はトンネル工事中の一定期間、山梨県側に水が流出することを問題としていて、、その議題も上がりました。JRは工事方法の変更は、技術的に極めて困難とし、水の流出量を減らす対策を取るとしました。
大東憲二委員(環境地盤工学専門):「これを採用したときに今問題になっている、どれぐらいの水が山梨側に流れるのかという、定量的な指標を一つ用意した方がいい」
 会議後には福岡座長が「トンネル掘削による中下流域の地下水への影響は、おおむね問題ないとの複数の意見があった」とコメントを発表し、その条件としてJRに、さらなる検討を求めました。
 一方で、県が疑問視するJRの分析モデルの精度そのものについては、昨夜は議論されませんでした。

This article is a sponsored article by
''.