ジュビロ磐田、2試合連続引き分け…リードを守り切れず

<明治安田生命J2:ジュビロ磐田2-2東京ヴェルディ>◇第16節◇ヤマハスタジアム

 ジュビロ磐田がホームで東京ヴェルディと2-2で引き分けた。前節までの直近5試合でわずか1勝。1年でのJ1復帰を目指すには物足りない状況で、勝ち点23で並ぶ東京ヴェルディと対した。今後を占う負けられない一戦で、前半8分に先制点を奪われた。東京ヴェルディ伝統の細かいパスをつなぐサッカーに翻弄された結果だが、同11分にFWルキアンが高い位置で激しくプレスをかけ、相手のミスを誘発。MF藤川虎太朗からペナルティエリア中央でパスを受けたFWルニーニャが、冷静にゴール左にシュートを決めて同点に追いついた。その後も東京ヴェルディにボールを保持される時間が続くも、同44分、ルキアンが相手3人に囲まれながら強引に突破。GKはフワリと小さく浮かすシュートでかわし、勝ち越しゴールをものにした。
 文字通り、チームを救い続けてきたルキアンだが、後半16分に放ったシュートで腰を痛め、同23分にはFW小川航基と交代してベンチに下がった。その後、同27分に東京ヴェルディに追いつかれ、最近5試合で4得点の小川航は体を張って、ゴールチャンスをうかがった。アディショナルタイムには、同じく途中出場のFW中野誠也がシュートを放つも、磐田は決勝点を奪えずに試合終了。順位は5位から1つ下がって6位になった。

磐田フベロ監督 4試合負けなしだが、ホームで勝つつもりでいたので、満足はしていない。後半はカウンターを狙ったが、もう1点が不足した勝ちきれない試合だった。

画像: キックオフ前に円陣を組むジュビロ磐田の選手たち

キックオフ前に円陣を組むジュビロ磐田の選手たち