台風10号、日本を離れたが…静岡県内は8日にかけて大雨の恐れ

 台風10号は日本を離れましたが、静岡県内ではこれからあすにかけても大雨になる恐れがあります。引き続き注意が必要です。

画像1: 0907ya vimeo.com

0907ya

vimeo.com

 台風10号は朝鮮半島付近を北上し、県内への直接的な影響はありませんでした。しかし、南から暖かく湿った空気が流れ込み、大気の不安定な状態が続きました。県中部などには大雨警報や波浪警報が出ています。

 静岡市駿河区にある海に近い公園には「進入禁止」の看板が設置されていました。公園に人の姿はありません。木や遊具は風にあおられ、目の前の海は白波が立っていました。

原川朋華記者:「午後1時半です。普段は2時まで営業している漁協食堂ですが、台風の影響で休業しています」

 用宗漁港は去年10月の台風19号で水につかりました。被害を防ぐため、地元の漁業組合はシラスを保管するザルを高い場所に移動させました。

清水漁業組合用宗支所 村越浩二さん:「去年10月の台風19号で、港も結構被害があったので、あれが無ければいいかなという感じで対策していました。何もないことを祈るだけです」

 静岡県内は、あすにかけてまとまった雨が降る可能性があります。土砂災害や川の増水、氾濫などに十分注意してください。