【解説】渡部さんに聞く 台風から遠く離れた静岡で、なぜ大雨?

石田アナ:台風から離れた静岡でなぜ大雨? 渡部気象予報士です。

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石田アナ:台風から離れた静岡でなぜ大雨? 渡部気象予報士です。
渡部気象予報士:きょうの県内は断続的に雨雲が流れ込み続きました。全体的には南から北へ、一時的に活発な雨雲が通過しました。これは台風の雨雲ではありません。
雲の様子を見ると、台風本体から離れた静岡付近にも白い活発な雲があります、これは台風の雲でなく、南の活発な雨雲が県内に雨を降らせました。
石田:なぜ雲が湧いたのでしょうか。
渡部:風が原因です。台風と高気圧が関係しています。台風の反時計回りの風と、高気圧の時計回りの風が東海付近でぶつかりました。吹く風は暖かく湿っていて、より活発な雨雲になりました。
石田:台風が遠くに離れていても注意が必要ですね。
渡部:はい、県内はまだ台風シーズンが始まったばかりです。
台風発生数の平年を見ると、今後3カ月で10個程度は発生しそうです。全てが日本に近づくわけではありませんが、今後静岡に近づきやすくなります。
石田:新たに発生する台風に注意しなければならないですね。