初出場の常葉大、アマ最強のホンダFCに1点差負け…澤登監督「よく戦った」/天皇杯2回戦

<天皇杯:ホンダFC(アマチュアシード)2-1常葉大(静岡県代表)>◇2回戦◇23日◇エコパスタジアム

 アマチュア最強で昨年8強のホンダFCが、初出場の常葉大との「静岡対決」を制し、3回戦に進出した。実力で上回り、前半14分と同26分にFW大町将梧が立て続けにゴール。常葉大にもチャンスはあったが、ホンダFCの堅守を崩せず、前半は枠内シュート0に終わった。
 後半になると、常葉大が粘り強さを発揮した。ホンダの巧みなパス回しに振り回されながら、体を張って対抗。アディショナルタイムには、右CKからボールを主将のDF山中柊哉がヘッドで合わせ、1点を返した。だが、追いつけないまま試合終了。就任8年目でチームを天皇杯出場に導いた元日本代表の澤登正朗監督は「アマチュア最強軍団に1―2。我々としてはよく戦ったと思う」と選手の健闘を称え、「最高の舞台エコパで指導者として立てたのがうれしい。勝てればベストだったが、良い経験ができた」と振り返った。

画像: 試合後、選手たちを称える常葉大の澤登正朗監督(左から2人目)

試合後、選手たちを称える常葉大の澤登正朗監督(左から2人目)