新型コロナの感染拡大や長期化で感染症の検査方法や形は変化しています。今月、医療とはかけ離れた掛川市の企業が新しい検査ボックスの販売を始めました。女性2人で1分半もかからず組み立てられます。

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PCR検査をしている袋井市の「たなか循環器内科クリニック」。当初は鼻の奥の粘膜を採取していましたが6月の国の指針を受け、現在は唾液で検査しています。

PCR検査:
「この三角形の下の溝までたまるように唾液を出してもらう」

これまでの検査より患者の負担が軽くなり医療スタッフが、検査中のくしゃみや咳で感染するリスクも減りました。

PCR検査:
「匂いはする? 嫌な匂いですよね」

できるだけ接触を避けるためにできたドライブスルー。それに、ボックス型の検査システム。もう一段階、進化したのがこちらです。

軽くてすぐに組み立てられる検査ボックス

田中院長:「(倉庫開けて)普段、この中にコンパクトに収まっている」
久保アナウンサー:「どれですか?」
田中院長:「これとこれ。元は工事現場のトイレ」

検査ボックスはプラスチック製で最大の特徴は、軽さと組み立てやすさです。女性2人でも持ち上がります。

久保アナウンサー:
「では女性2人で何分で 組み立てられるのか計測。 よーいスタート!」
看護師:「完成です」
久保アナウンサー:「完成まで何と1分17秒」
看護師:「看護師は女性が多いので女性2人でできる」

患者と接することなく必要な時だけ簡単に設置できます。新型コロナ以外の検査も想定して作りました。

田中院長:
「PCR検査もインフルエンザの検査もこのボックスがあれば行うことができる。新型コロナの可能性があっても安全に検査できると重宝する」

浄水機器の生産と販売会社が医療機器を1週間で試作

このボックスを作ったのは意外な企業です。

JFEアクアサービス機器 今井崇敬部長:
「ここは浄水場のメンテナンスと浄水機器の(生産と)販売をしている会社」
久保アナウンサー:「医療機器ではない?」
JFEアクアサービス機器 今井崇敬部長:「医療機器は全くやっていない」

共通点は「モノづくり」というだけ。畑違いの企業が医療現場を力強く支えることになりました。

JFEアクアサービス機器 今井崇敬部長:
「産業医の先生から相談があり検査用のボックスが何とか作れないかと相談があり作ることになった」

田中院長からの「今すぐほしい」という要望に応え、わずか1週間で試作品を完成させました。ただ、検査のイメージが沸かず、苦労したといいます。

感染症のリスクと検査の負担を軽減

JFEアクアサービス機器 今井崇敬部長:
「話を聞いてスピード感をもって形にしてみてから先生の意見を聞いた。『あ、患者さん外にいるんですね!』と」

改良を重ねて完成した検査ボックス。今月から30万円で販売を始め、これまでに7つ売れました。

JFEアクアサービス機器 今井崇敬部長:
「先生の所に行けばインフルエンザやコロナの検査をしてもらえるというのが分かっているだけでもこれを作ったメリットがあると思っている。同じようなニーズがあるのではないかと期待して皆さんの役に立ってもらえれば」

高さ2メートルの小型ボックス。感染症のリスクと検査の負担を減らす大きな力になっています。

画像: 袋井市のたなか循環器内科クリニック

袋井市のたなか循環器内科クリニック

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